国選弁護人 ユン・ジンウォン
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再開発地区の強制撤去現場で暴動が起き、警官が一名死亡。現場に立てこもりを続けていた住民の一人パク・ジェホが犯人として逮捕される。ジェホの息子もまた現場で命を落としており、彼は「息子は警官に殺された。自分は息子を守ろうとしただけだ。」と主張していたが、その言葉に耳を貸す者はいなかった。
国選弁護人として事件の担当を依頼されたのは、コネも学歴もなく大きな訴訟の経験も乏しい三流弁護士ユン・ジンウォン。彼も初めはジェホの言葉を疑っていたが、事件の概要を調べるとすぐ操作記録には幾つかのおかしな点があることに気づく。国家事業レベルの再開発現場で起きたあまりに不自然な出来事に、ジンウォンの眠っていた功名心とわずかな正義感が動き始める。
警察、検察、裁判所そして政治家たち、国家権力全てが事件を闇に葬り去ろうとする中、ジンウォンは世論を味方につけることを思いつく。そうして国を相手に起こされたのは、賠償請求額わずか100ウォン、ただ真実のみを求めた前代未聞の訴訟だった。果たして、裁判の行方は!?